インターネット上で何かを探す時、必ずお世話になる検索エンジン。
ずっとお世話になっているけれど、実は何なのかよくわからない、そして今更すぎて人にも聞けない検索エンジンについて調べてみました。
検索窓と呼ばれるBOXに調べたいキーワードを入力して検索ボタンを押すと、そのキーワードに関連の深いWEBサイトを呼び出してくれる、インターネットにはなくてはならないサービスです。日本で利用されているのはほぼGoogleとYahoo!ですが、Yahoo!はGoogleと同じ検索アルゴリズムを利用しているため、二者の検索結果にはほぼ違いはないそうです…でも、検索アルゴリズムってなんでしょう?
「algorithm」をオンライン辞書で調べると「演算法[方式], 算法」と出てきます。
検索アルゴリズムは膨大なWEBサイトの中から特定の条件に合うものを選び出し、一定のルールによって順位付けをする演算法、ということのようです。
この検索アルゴリズムの精度が上がれば上がるほど目的に合ったサイトを早く見つけ出せるということですね。今「アップルパイ」という単語で検索をしてみると、レシピや美味しそうなアップルパイのお店が並びます。更に目的を絞って「レシピ」「地域」「手土産」などのキーワードを付け加えることで、ユーザーは頂き物のりんごを使ったレシピを調べたり、旅先で美味しいアップルパイのお店を探したり、移動しながら訪問先に持っていくオシャレな手土産を買えるお店に立ち寄ったりできるわけです。これは、WEBサイトでキーワードが使われているかどうかだけではなく、その内容まで解析してピックアップしてくれる検索アルゴリズムが働いているからなのですね。
逆に、検索アルゴリズムの精度が低ければページ一面に「アップルパイ」と入力されただけのWEBサイトが検索結果に出てきてしまう、なんて困ったことにもなりかねません。
交通情報や買い物、金融サービス、行政サービスまで生活のあらゆることをインターネットが担っている現代、検索エンジンは電気や水道のような生活インフラ、そして検索アルゴリズムはそのシステムと考えてもいいのかもしれませんね。
現在この世界にWEBサイトはどれくらいあるのかというと、2022年1月時点の記事によればおよそ19億、その中から特定のサイトを検出して順位付けをすると考えると気が遠くなってしまいそうですね。検索アルゴリズムは全て公開されている訳ではありませんが、Googleはそのうちのいくつかを公開しているそうです。
ユーザーが検索窓に入力したキーワードを読み取り、何が求められているかを解析するということですね。先程漠然と「アップルパイ」を検索した時は「アップルパイとは何か」「アップルパイのレシピ」「アップルパイのお店」と様々な方向からの検索結果が提示されました。いつもなら何も思いませんでしたが、こうしてみるととても親切ですね。
ユーザーが検索したキーワードに関連性が高く、質の良いWEBサイトを検出します。この「質の良い」は大切なポイントですね。「質の悪い」1ページがアップルパイという単語で埋め尽くされたWEBサイトはここで予め弾かれてしまうということです。
コンテンツの品質に関する評価の重要項目として、Googleは「Expertise(専門性)」、「Authoritativeness(権威性)」、「Trustworthiness(信頼性)」の3つを挙げているそうです。
ちょっと難しいですが、そのWEBサイトの発信者が検索キーワードについて正確な知識、正しい情報を持っているか、そしてそれが他者からの評価など客観的な裏付けを持っているか、様々な条件から総合的に判断して信頼に足るサイトであるか、ということを判断しているということですね。
こういった基準から信頼性の低いWEBサイトを排除するというアルゴリズムも作られているとのことです。重要な施設が沢山ある場所に大きな道路を作り、危ない場所に続く道は通れないようにする、といった感じでしょうか。
ユーザビリティ―、サイトの使いやすさです。
スマホやPCなど様々な環境でストレスなくWEBサイトが閲覧することができるか、わかりやすく、ページの読み込みが重くないか、などといったことのようです。インターネット上では古民家のような古き良き、という概念は通用しないのですね。
ユーザーが現在いる場所、過去の閲覧履歴などから情報がピックアップされます。先程の「アップルパイ」でも私の居住地の近隣のお店が検索結果に出てきました。ここで「アップルパイのお店」を主に選べば今後はレシピやアップルパイの定義よりもお店の情報が重要視されるということでしょうか。お天気情報や交通情報などで普段からお世話になっていますね。
ここまで簡単に検索エンジンについてお勉強してみて、とても奥が深いことがわかりました。
今もアップデートを積み重ねて進化し続けているとのことで、ワクワクする一方でほんの少し怖いような気持ちにもなりますね。
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